昭和は遠く

今日はうちの学部を定年退職されるお二人の先生の歓送会。

うちの大学の定年は63歳で、今年退職される方は昭和20年度生まれ。「敗戦前生まれ」の最後の方々です。お二人のうち1人は3月生まれなので、敗戦前生まれはお一人。その先生は満州からの引き揚げ者でもあり、引き揚げ船の中で死にかけて、危うく海に放り投げられそうになったんだそうです。最後のご挨拶では、「これからは、引き揚げなんていうのは、歴史の中のお話になってしまうんでしょうね」とおっしゃっておられました。

戦争は遠くなりにけり、という感じですね。かつ、先生方がこれまで辿ってきた人生をいろいろ思うと、なんだか泣けてきました。いや、いろいろ苦労されたと思いますよ、少なくとも、オレなんかよりは何倍も。

団塊とか逃げ切りとかいろいろ悪口言おうと思えば言えるんでしょうが、ひとまずは、お疲れさまでした。