怒り甲斐のある

卒論シーズン。今年の学生も1人。あいかわらず、楽な環境ではあります。

今年の学生さんは、怒り甲斐があるんですよね。


オレ、最近問題になっている(といわれる)、「怒れない教員」です。怒るのって大の苦手。

だから今まで、本気で学生を怒ったことって、ほとんどありません(授業中ケータイいじっているのを注意とかはしますけど)。


しかしこの学生さんには、なぜか普通に怒れるんですよね。もちろん、怒るネタがあるということはすなわちあんまり出来はよくない、ということでもあるし、また怒れるようになったのもここ最近のことですが、「いやだからこれじゃ何言ってるか分からないっていってるでしょ!」とか「この書き方じゃダメだって何度も言ってるじゃない!」とか、ふだんのオレからは(自分でも)想像もつかないような怒りの言葉が普通に出てきます。

まあつまりはノーテンキな学生さん、ということなんでしょう。多少怒っても「はいわかりました! すみません!」とか元気よく流してくれる、それで引きこもっちゃったりする心配がない、だからこっちも気兼ねなく怒れる、という。もちろん分かったって言っておきながらノーテンキに何度も同じ間違いをするしそれがまた怒りに火を注ぐことにもなるというニワタマ状態ですが、まあこういう学生もアリかな、とか思っているところです。