微妙な違和感

「事故後に“のうのうと”ホストをやっていた」とか。

「校内で“堂々と”大麻を売買していた」とか。

こういう記事を読むたびに、微妙な違和感を覚えるのですが、こういう記事を書く人、「犯罪者」に、何を期待しているんでしょう。


いや、「犯罪者はマトモな人間ではないんだ」ということを言いたいのではなくて、「犯罪をあえて犯す」(前者は「あえて」かどうかは微妙ですが)ような人間に、「せめて大学内ではやめてくれ」とか「あんな事故起こしたんだから自殺してもいいくらいだ」とか、そういうのを「期待」するのがよくわからんのですよ。


こういう妙な潔癖さ、「悪いこと」に異様にナーバスな感情、犯罪者にすら「清廉さ」を求めるような風潮(いわんや、公務員をや)、「それが日本人の美徳」とかいえばいえちゃうのかもしれませんが、ちょっとなんだかなあと思いますね。


いや、だって、犯罪・事故を犯すのは悪いというのは絶対の前提として、起こしちゃった/一線を越えちゃったからには、カネだって稼がなきゃならんだろうし、学生が学生に売買するんだったら校内でやるのが一番手っ取り早いだろうし……