変人

ノーベル賞の記念カキコ。


大学教員には変人が多い。これはたぶん本当。

研究するという行為には変人的要素が必須なのか、それとも変人の引き受け手が世の中では大学ぐらいなのか、どっちなのかよく分かりませんが。

最近入ってくる若手は「いかにも」という人は少なくなってきていると思います。そういう意味では、古き良き時代の名残かも。


それはいいのですが、この手の変人さんたち、一緒に仕事をする上では、けっこう困ることが多い。

なにせ、本当に基本的な事務仕事が出来ない。あるいは、全く大したことのない(と思われる)些細な仕事に大騒ぎする。

残念ながら大学教員内にはOJTなんてものがあるはずもなく、そもそも(少なくとも文系では)上下関係もないので、誰々に仕事を教えるとか命令するとか、そういうシステムは、皆無です。
なので、結果的に、そういう変人さんには、仕事は振れない。結局、少ないメンツで仕事を廻さざるを得なくなってしまいます。


ちょっと前までは、たぶん、事務仕事(雑務と呼ばれます)の絶対量が、少なかったんでしょう。だから変人さんがいても、べつに困らなかった。
いい時代でした……


ノーベル賞から何となく連想しまして……