愛すべき植物野郎

昨日から、うちの学校で「日本植物学会」が開催されております。
けっこうな人数が来ている。

どんなもんか、ちらっと覗いてみました。


発表にもぐり込もうと思ったのですが、やっぱちょっと気が引ける。

うろうろしていると、ポスターセッションなるものの会場がありました。

文系の学会では、聞いたことないですよね。でも理系では、ふつうみたいです。


会場では、植物野郎どもが、自慢のコレクションを持ち寄って、熱く語っている、もんだと思っていたら……

おいらてっきり、養老さんみたいな人が「この新種のコケ、オレが見つけたんだぜ、いいだろ〜」「おおすげー! でも、オレが見つけたこっちの藻のほうが、珍しいぞ〜」と自慢話に花を咲かせているもんだと思っていました。しかし実際には、みなさん、スマートな方々ばっかり。

いや実際、今風のナウいファッションに身を包んだ、若い男女が多いんです。野山で植物採集に明け暮れる、みたいなのとは対照的な印象。

ポスターの内容も、化学式とか実験結果とか、そんなんばっか。「珍しいコケ見つけました」なんてのは、ありません。

もっと純粋に「植物大好きっ子」たちの祭典、のほうが、盛り上がりそうなのに。


……と他人様の学会にケチをつけつつぶらぶら見学しておりました。学会の雰囲気って、お祭りみたいで、好きなんですよ。実際お祭りですしね。