大学だから、大学なのに
以前も同じタイトルで書いたことがあったような…まあいいのです。
今日、朝学校に来ると、エレベーターのボタンのところに、「たった100メートル、階段で行こうよ それがエコの始まり」とかいう、いかにも学生が作りました、みたいな手づくりのポスターが貼ってありました。どっかのエコサークルとかの仕業でしょう。
それを見て、ちょっと不快な気分になりました。ごちゃごちゃうるせーよ、と。
で、さきほど(15:00ごろ)再びエレベーターに乗ったら、ポスターは撤去されておりました。
たぶん、ですが、同じような感想を持った先生が、自分で、もしくは事務に言って、撤去したんでしょう。
それを見て、今度は、何とも複雑な気分に。
いや、個人的な感想であれば、撤去されてホッとしました。乗るたびにあんなもの見せられちゃ、気分悪いです。
しかし、撤去の口実(そもそも口実などいらん、あんなとこにポスターなど貼る方がおかしい、という理屈も十分わかりますが、ひとまず)に、「許可無く貼ってはいかん」みたいなのを持ってくるとしたら、こりゃけっこう「天に唾する行為」かもな、と。
大学の、とくに文系の場合、「許可」とか「権利」とか、そういうものの根元を問う、というのが、学問の基礎になっている、んじゃないかと思うのです。すべての人がそう考えているわけではないにしろ。「これは国が決めたこと」「これは上が決めたこと」で終わっちゃ、ダメですよ、その国とか上とか、それってなんなの、というところまで考えねばなりません。−−みたいな。
さすれば、ポスターの件も、「ここに貼ってはいけない」「だってそれは決まりだから」じゃ、マズイだろうなあ、と思うのです。
そうじゃなくても、今の大学は、あれやこれやと規制が多くて、ちょっと可哀想になってきます。学生研究室ではものを食うなとか8時には退出しろとか。いやーおれなんて、研究室でもの食いつつ酒飲みつつ、ああでもないこうでもないと朝まで話し合ったりしたもんでした。
……話が拡散しましたが、なんかこう、心に引っかかるものがあったもので。