「あの人達とは、付き合わないほうが…」

こういうことをここで書くのもなんですが、まあここだから愚痴れることもあるというものかも。


最近、よく、「あの人達とは、付き合わないほうがいい」と、いわれます。

自分では「どっちに付く」「どっち派」みたいな意識はまったくないのですが、まあなかなか観客席にいるのは難しいみたいで。


しかし、「あの人達…」みたいな言い方、実は、大嫌いなのです。


僕は博愛主義者ではありません。むしろ逆です。好き嫌いは激しい。

でもだからこそ、〈敵〉のことを、あれこれ知りたい、という欲求も、生まれてくるのです。

仲間内で〈敵〉を悪魔扱いしてクダ巻くだけでは、あまりにも実入りが少ない。

〈敵〉に近づいて、〈敵〉の論理を知ることも、必要でしょう。

無能な味方よりも、有能な敵のほうが、なんぼか「使える」というのは、経験的に、正しいのです。


それにしても、実際に「なる」までは、大学の先生って、もう少し、世俗的な〈欲〉には恬淡とした方が多いと思っていたのですが……

いや、おれだってもちろん、そういう〈欲〉から完全に自由、なんかじゃないのは、分かっているんですけどね……