なぜ犯罪が増えないのか
昨日はこの本を。
- 作者: ロバート・ジェラテリー,根岸隆夫
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2008/02/19
- メディア: 単行本
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詳しいは詳しいですが、ただとくに目立って新しい知見が書かれていた、というわけでもないような。「ドイツ国民も本当はヒトラーを支持していた」って何を今さら?なのですが。
こういう点、日本って本当は進んでいるんでしょうか。まさか日本で、「国民は軍部に騙されて……」とか今どき思っている人、いませんよね?いるのかしら?
それはともかく、第二次大戦前のドイツは、
第一次大戦の巨額な賠償金
↓
経済の悪化
↓
失業者の増加
↓
犯罪の増加
という分かりやすいストーリーを辿り、それがナチスの台頭を呼び込むことになるわけですが、しかしふと思うのは、日本って、なんで、犯罪が増えないんでしょう。
今現在、不況であるという感覚はかなり多くの人たちが有しており、また犯罪の増加と不況は相関関係があるというのが「証明」されてた記憶がありますが(相関45度とかなんとか)、しかし日本では犯罪は増えていないというのはいろんなところで触れられています(しかしマスコミはあまり報道しない)。
なぜ、日本では、犯罪が増えないんでしょう。
日本人はいい人だから?日本人の美徳?
まさかねえ。