ねじれ

昨日はこの本を。


フランスの学歴インフレと格差社会

フランスの学歴インフレと格差社会


なかなか考えさせられました。ありそうでなかった本。


学校の先生に聞けば(まあそれ以外の人もでしょうが)、圧倒的多数は、少なくとも表面上は、「学歴とか、勉強ができるできないで、人の価値・能力は決められない」というでしょう。それがPCというものです(たぶん)。

しかし、いっぽうでは、「うちの大学には、優秀な学生が欲しい」とか「最近の学生は、サッパリ勉強しない」とか言っているわけです。

これってじつはすげー二枚舌ですよね。


もちろん僕も、「じゃあお前はどうなんだ」といわれれば、やっぱりこういう二枚舌を使わざるを得ませんが、でも教育っていうのは、原理的にこういう捻れを抱えているものなんだ、という自覚は、それなりに持つべきだと思います、とくに教育に携わる者は。