特権階級

中国では重慶近郊の小都市をいわゆるミニバスで廻ったわけですが、行く先々で、渋滞に巻き込まれました。

あっちこっちで工事をしていてその影響です。

まあそれはいいとして、腹が立ったのは、特権階級（っぽい人たち）の、自分勝手な行為です。

渋滞の原因は、工事による片側通行なのですが、車たちが片側に寄せて待っていると、その空いているもう１車線に、バカ車が突っ込んでいくわけです。そうすると当然、向こうから来る車と頭がごっつんこする。アリでも分かる理屈です。それで渋滞がますますこじれる。もうね、アホかと。

しかも、空いた車線を突っ込んでいくような車、見ていると、そのほとんどが、いわゆる高級車だったり、あるいは公安とか検察とか書いてある車だったりするんです。いや最初、公安の車が突っ込んでいった時には、おいらマヌケにも、渋滞を整理する係の人だと思ったですよ。しかしそんなことはない。ただ突っ込んでいって、渋滞をこじらせただけの、バカ車でした*1。

地元の車やバスなんかは、脇に車を寄せて待っている。そこを猛然と突っ込んでくるバカ高級車両。バスの運ちゃんなんかは、「おおい止まれ止まれ！！」と必死でアピールするのですが、それを蹴散らして進んでいく。

中国に行くと、「特権階級」というヤツにちらほらお目にかかって、いつもムカムカします。空港からタクシーで街に向かうと、これまた渋滞の中、大音量でサイレンを鳴らして一般車を蹴散らして進む車によく行き当たります。なんの幹部か知りませんが、まあ、アホです。

こういうバカどもには、どうやって思い知らせればいいんでしょうねえ。

*1:中国の公安車両というのは、どういう基準で、誰が乗っているのか、まったく謎です。僕も校務で行った時の観光旅行で、公安車両に乗せられたことがありますし。もちろん運転しているのは普通のおっちゃん。