差異

卒論シーズン。

で、思うのですが。


たとえば、Aという対象を論じる場合、Aだけを、仮に穴の空くほど眺めても、そこから得られるものは、案外少ない。

B,C,D,etc...と同時に眺めて、じゃあそれらに対し、Aは何が違うのか、という論じ方をしないと、なかなか見えてこないのですよ。


これは、研究者にも当てはまります(と、偉そうに)。「○○(←作家とか)研究」みたいな、「○○を、暗記するほど何遍も読みました」みたいな人の研究に、面白いものはほとんどない(嗚呼、本当に偉そうに)。せいぜい愛好家です。やっぱほかの対象にぶつけて、相対化しないと。


まあただ、これ、時間はかかりますよね。卒論だと、もう今の時期ではとても無理……