哀しみの会議

昨日、会議から帰ってぶらぶらネットを見ていてこれに行き当たり、なんというか、思わずがっくししてしまいました。


Peer Stress−内田樹の研究室


というのも、僕が出ていた会議が、まさにこれだからです。


僕はなんとか委員とかかんとか委員とか、やたらと委員にさせられていますが、それは決して、僕が有能だからではありません。なんとか委員会で考える内容というのは、まさにトップ4人ぐらいですでに決められていて、あとの委員は、委員であるにもかかわらず、会議で初めて、その委員が何をする委員なのかを知らされます。で、「みなさん、何かご意見ありますでしょうか」とか言われるのですが、そういう時には、黙って頷くのが、お約束です。「いや、私はこんな内容初めて知りました。そもそもこの活動って……」みたいなKYは、やってはいけないものなのです。

というか、やりそうな人は、そもそも委員に選ばれません。そう、いろんな委員を引き受けはするが、しかし決して自分の意見を開陳するような無粋なことをしない人、そういう人間が、いろんな委員に選ばれると、こういうわけです。


……というのは、内田先生のこのエントリを読んで、初めて納得がいったことです。会議に出るたびに感じるモヤモヤの原因が、ようやく分かりました。ありがとう、内田先生。