薄く伸ばして
うちの大学の第2外国語、一人の教師が同じクラスを週2コマ教えるという方式で、僕はこれを二人の教師が1コマずつ教えるシステムに変えたいのですが、なかなかうまくいきません。
外国語に限らず、授業(あるいはそれ以外も、かも)というのは、「質より量」(←あれ、なんか違うな、まあいいか)だと思っています。これは信念に近いかも。
つまり、教え方のメチャメチャうまい教員一人に2コマ教わるよりも、まあまあの教師二人に1コマずつ教わった方が、いい、と思っているのです。
単純な知識詰め込みは別として、勉強する上で大事なのは、相対化だと思っています。
一つの世界にどっぷり浸かるのではなく、あらゆる思考を、常に相対的に捉える。自分がある学説に惹かれたとしても、今度はその学説に惹かれる自分自身をも、相対的に捉える。
これなくしては、どんなに偉い先生についてしっかり勉強したとしても、所詮は「出涸らし」です。
なので、「○○先生の愛弟子」という枕詞がつく研究者って、なんか「三文安い」感を抱いてしまうのですよ。偏見かもしれませんが。
なので、僕の授業を受けた学生には、他の先生の授業も積極的に取りなさい、中国語も、可能なら、できれば後期は他の先生のを取りなさい、と言っております。
本当はシステムをいじりたいんだけど……あ、オレにも、「システムをいじりたい」願望が……