夏休みその2

お盆は「幸福家庭」という中国ドラマを見ておりました。

http://www.quick-china.com/movie/detail/dj10047.html

2000年放送。

たまたま中国にいる時に再放送をやっていて、こりゃ面白いと思ってVCDを探していたのでした。


その名の通り、「バラバラだった家庭が、やがて一つにまとまっていく」というストーリー。これほんと傑作ですよ。僕は今まで、中国ドラマってほとんど面白いと思ったことないのですが、これはジーンと来ました。やっぱ家族っていいな、と思いましたよ。


こんなこというと、「オマエは保守派の回し者だな!!」といわれそうで、いや実際おれ保守派なのかもしれません。

でも、「温かい家庭」みたいなのに憧れるのって、けっこう多くの人たちが共有しているものなんじゃないでしょうか。両親と兄弟たち、そしてそれに子供たちが、みんな仲良く暮らす、みたいなのへの憧れ。


いわゆる進歩派の人たちは、「家族のあり方などさまざまだ。世の中には家族を持ちたくても持てない人だっている。というか家族という概念自体、「創られたもの」にすぎない」とかいいそうで、まあそれは「学問的」には正しいのかもしれません。でもそれって、家族に恵まれていない人へのフォローになるんでしょうか。これって、お金のない人に、「お金だけが人生の価値ではない」と説教するのと、同種のものなんじゃないでしょうか。


いやわかっているんですよこんな家庭など(日本でも中国でも)あるはずない、って。でも、「家族という概念など〜にすぎない」みたいな主張を見ると、なんか違うんだよな、と思っちゃうんですよ。


……ということをクヨクヨ考えながら見ていた、わけでもなく、一番の見所は、馬伊莉だと思います。このドラマの馬伊莉ちゃん可愛いすぎ。