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- 作者: 岡田斗司夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 新書
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もういろんな人が言及しているでしょうが、たいへんおもしろうございました。
細かいオタク的知識はちんぷんかんぷんなのですが、「なぜ」「なんのために」を考えるのが大好きな僕としては、「なんのために世界征服するの?」という問題設定がまさにツボでした。
「なんのために勉強するの?」とか「なんのために研究するの?」とか、いまだにけっこう考えちゃうんですよ。「オレ、なんのために、しこしこ中国の古新聞なんか読んでいるんだろう」と。おれ、本当にこういう作業、好きなのか? こういう研究って、社会のため・世の中のために、なるのか? お金のためなのか? お金のためだって、いいんだよ、本来は。でも、「お金のために研究している」って、なんかいいにくい雰囲気ってあるしなあ。
とかクヨクヨ考えるのですよ。この歳になっても。
そんな僕には、この本の記述がいちいち頷けました。岡田さんって、今までそんなに面白いとは思わなかったのですが、ちょっと見直しました(と偉そうに)。