コソーリ引用

http://d.hatena.ne.jp/fuku33/20061207/1165474271

どういう態度かというと、「ともかくこの講義に最低限たまには顔は出している(出席はしている)んだから単位を速やかに認めて、後はレポートもテストもなにも求めるな、それどころかなにも聞くな、なにもわからせようとするな、それでも単位は寄越せ」というような態度。

そんな「考えるきっかけ」を振ってみると、日本人の三割ほどはちょっと乗ってきて考え出しますが、残りはともかく「教室に顔は出しているんだから後はもうなにも働きかけるな」という態度です。彼らの感じているイメージを言語化して見ると、どうも「かったるくても顔を出していれば講義の単位は取れそうだし、その方針で行けば就職活動もまあなんとかなるんじゃないか、そうでなくてもフリーターでやっていけるんじゃないか」と思っている。ちょっとずつそれぞれから聞き出した社会観を僕が統合するとこうなります。

なんで彼らの社会観・人生観はこうなるのか。聞いていくとわかってきます。彼らのこれまでの人生の二十年間が、「顔を出していれば周囲がそれでよしとしてくれて、実際になんとかなってきた」からです。親も、小学校と中学校と高等学校の先生も、彼らが(学校に)顔を出していればまあよし、としてきたからです。取り敢えず直近の進級・進学はそれでなんとかなりそうだったから、なってきたから、彼らは「顔を出している俺がこれ以上なにかしなければいけない謂れがあるものか」と思っている。

うん確かに、うちにも、もちろん全員ではないけど、それに近いのはいる、かな。