現場に出る

 中国屋さんというのは、研究分野がなんであろうと(「安楽椅子研究」の代表である文学であろうと。これには、中国において文学が果たしてきた役割が、重要な要因なのでしょうが)、「現場に出ろ!」コンプレックスがけっこう強かったりします。


 僕もそれはけっこう強いんですが、じゃあどうすれば「現場に出た」ことになるかは、一概には決められません。とくに研究対象が「昔の出来事」の場合、昔に戻ることって、できないよな、と当たり前のことでくよくよと。


 しかしとはいえ、中国に行くと行かないでは、やはりモノの見方がまったく違ってくるのも確かです。


 しかししかし、あまりに現場を見過ぎると、「どーせ中国人だ、こんな資料など建前でしかねーよ」と、妙な偏見を持ってしまったりもするし。



 明日から1週間、「生きた資料」である中国からのお客様の密着接待。