直リンとか

 こことかで、ネットの直リンやネガティブリンクのことが問題になっていますね。

 僕は基本的に開放形で、リンクも引用も、大っぴらでもコソコソでも、どうぞご勝手・ご自由に、それを覚悟で書いているんだから、というほうです。しかしやはりそれがいやな人もいるようですし、またそういう人を「WWWのそもそもの意義に反する」といって批判するのも、可能というかそれ自体勝手ではありますが、先ほどのリンク元エントリでも書かれていたように、「トイレにドアのない中国人が、ドアのある日本人に対し、“お前、何コソコソしてんだよ!”と因縁を付ける」みたいなもんで、ほとんど意味はありません。

 しかし、「ネットでの垂れ流し」という表現は本来おかしいというここでの主張は、まったくその通りですね。ネットは「イヤなら見なきゃいい」んですから。それをいったらテレビも新聞もそうですが、しかしそれらは、今のところある種のステータスとして確固とした地位を持っています。それらマスメディアにおいて名指しで批判されたりしたら、それを「見なかったことにする」ことはなかなかできません。いっぽうネットには、まだそこまでの力はありません。ネットの記事をマスメディアが後追いして、初めてニュースとしての存在を認められる、という状況です。

 ま、今後はどうなるか分からないですけど。