ボツ

 僕の場合、研究テーマのネタはけっこう出てくるのですが、「やっぱり大変」ということでそれっきりになったネタが結構あります。

 この夏に中国に行った時、テレビではいわゆる「抗日戦争ドラマ・映画」をいろいろやっていたのですが、それを見ていてふと思ったのが、「日本人役の使用言語について」です。昔の映画では、たいてい中国人俳優が日本人役をやっていました。その中でも、カタコトの日本語をしゃべるか、最初からその辺のディテールは諦めて中国語で通すか、に分かれておりました。で、最近のドラマや映画では、日本人俳優が演じることも多くなってきております。

 この三者の比率を、時代ごとに追っていったりしたら面白いだろうなあ、と思いつき、メモを取っていったりしたのですが、しかし今までに作られた「抗日ドラマ・映画」の数を想像した途端に萎えて、それっきり。

 しかも、手間の割には、最初から結論が見えていて、「ふ〜ん、で?」という反応が来そうだし。