街としての覇気

深圳に来て一番思うのは、「覇気のない街だなあ」ということ。

本当に覇気というか活気というか、感じられない。かといって落ち着いているとも言えない。だらーんとした街と人々。

来る前はてっきり、「深圳で一旗揚げて、ビックになる」ことを狙った若者たちでギラギラしているのかと思ったら、全然。むしろ他の街よりおとなしい。中国の他都市のほうが、まだ「一旗揚げる」ことへの熱気、感じられると思う。もともと中国人って、そういう人たちですし。

ところがここでは。

典型的なのは、昨日行った深圳大学。たまたま授業が終わった時で、校舎から学生たちがワラワラ出てくるのですが、みんなむっつりと押し黙っている。スマホに顔を向けたまま、誰とも話さない学生がほとんど。異様なほど静かです。中国の他の大学だったら、蜂の巣をつついたような大騒ぎになっているでしょうし、日本の大学、うちの大学でも、もうちょっとわいわいがやがやと活気があると思うのですが。


なんか不思議な街です。今日は街の繁華街に行ってくるので、ちょっとは活気があるかな。