これを学べばここが伸びる。

最近は、タイトルのように、授業をする方も受ける方も、「この授業を受ければこの知識が増えます」という前提をキッチリさせておく、というのが、常識になりつつあります。授業する方は、これを学んでどういう意味があるかを、きちんと設定し、シラバスに書かなければいけない。学ぶ方も、それを理解して、授業を受けなければならない。

ということは、授業をする方・受ける方ともに、学び終わった後の結果が、受ける前からすでに見えている(ことになっている)。なので「授業を受けて、シラバスに書いてあることが分からなかった」じゃダメ。「シラバス通りのことがよく分かった」ではじめて○。「これについてよく分かった。」「この知識を得た。」と納得できるものじゃないと。

あるいはそもそも、「学び終わった後の結果」というものを想定するべきである、という前提。学ぶ内容にフレームがあることが前提。


……なんか書いてて、哀しくなってきました。これって、「あれ、これってもしかして、こういうこと?」みたいな、「思わぬ気づき」みたいなの、想定外なんですよね。いや、受ける方が気づくのは勝手だけど、それはあくまでイレギュラー。

こういうお勉強、心の底から「つまんねー」と思います。結論の出ている学問を学んで、何が面白いんでしょうね。少なくともオレは、これっぽっちも魅力を感じません。自然科学ならともかく、フレームなんてのをぶっ壊せるのが人文系のいいところ。それに手枷足枷を嵌めるなんて、自殺行為だと思うけど。


でも、そうしろというなら、そうします。繰り返しますが、オレはつまんねーけど。