精神論と天賦の才との間

相変わらずスポーツネタですが。

こうなると精神論が分が悪くなるのは当然の帰結でしょうね。まあ、精神論がダメ、だから日本はスポーツに弱い、とかずっと前から言われていましたが。

しかし、精神論を全否定するのはなかなか難しくないですかね。

精神論をひとまず「精神力によって、物質的・能力的な劣勢を跳ね返せるとの立場」と定義すると、その反対は「才能論」(でいいのか?)ですよね。人間の能力は生まれた時から決まっている。頑張ってもムダ。的な。

これはこれで一つの立場だし、またとくにアメスポの世界ではこれがかなり優勢ですが、これだと日本の部活動がほとんど無意味化しますよね。

そもそも日本の部活動って、何のためにやっているんでしょうね。「勝つため」は一番分かりやすいですが、どうやら「勝つことだけが目的じゃない」という雰囲気になっているし、とすると「勝つこと以外の目的」って何だろうと考えると、やっぱり多かれ少なかれ精神論に行き着きますよね。

いや、スポーツに限らず、勉強だってそう。能力が決まっているのはスポーツだけじゃないはずなので、勉強だって「持って生まれた能力で決まっているんだ、だから努力したって…」って言おうと思えば言えるわけです。しかしさすがに、それに同意する教育者は少なくとも日本ではゼロといっていいでしょう(内心では思っている人もいるかもしれませんが)。


…なんかよく分からなくなってきましたがsuperbowl後半が始まりそうなのでこのへんで。