不覚にも

週末はお出かけしていたのですが、ホテルではこの本を。


街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)


前半の「メディア批判」はなんとも凡庸で、ウチダ先生も衰えたなあとか失礼なことを考えつつ読み進めていきましたが、後半の「本棚論」でグッと来ました。この本のキモは断然ここですよね。そうすると、メディア論って実はあんまり関係・必要ないのかも。


ちなみに「メディア批判」、ウチダ先生は盛んに「メディアが劣化した」といっていますがそれは違うでしょう。メディアの質はべつに変わっていない。変わったとすれば我々読者のほうじゃないですかね。良くも悪くも、メディアリテラシーが上がっているんですよ。