ある傾向

採点三昧です。

とある有名研究者のブログを読んだら、採点を「この時期の最悪の作業」と書いていて、もちろんいろんな考え方があるんでしょうが、オレはそんなに嫌いじゃないですけどね。自分の授業がどれだけ効果を上げたのか/上げなかったのか、というのを計る重要なポイントだし。とくに中国語とか中国文学って、受講者は予備知識ほとんどゼロで来るので、出来不出来はまさにオレの授業の善し悪しに直結するわけです。だいたい出来てればよしよし、となるし、出来てないのが多かったりみんな同じ傾向で間違えていたら、次回はもうちょっとここの説明を加えよう、となるし。


さて、オレはテストでは、終わった人から出ていっていい、という風にしているのですが、そうすると、「出ていく順」で、だいたい出来不出来が分かるのが面白いものです。


真っ先に出ていくヤツは、たいていとてもよくできる。

最初の1割ぐらいに出ていくのは出来ているヤツらが多いのですが、急速に出来なくなっていって、3分の1ぐらいが一番の底です。

しかしその後徐々に上昇気流に乗っていき、最後に残った1割ぐらいは、ふたたび出来るヤツらになって行きます。今回一番よく出来たのも、最後から5番目に出ていったヤツでした。


この夏休みは、この相関関係で論文を……でもその前に採点終わらせないと……