余計なこと

ある学会誌を読んでいて思ったのですが。


ここのところ、「学際的な研究」、という官製臭の漂う言葉じゃなくても、「今までの領域には収まりきらないような、新しい分野の研究」が、珍しくはなくなりました。で、そっちのほうが読んでいても面白い。

でも、そういう研究をやっている人の就職、となると、やっぱり難しいんでしょうね。


このご時世、大学も、今あるポストを守るだけで精一杯です。

景気の良いときなら、「じゃあこんどはこういう分野も増やそう」みたいなことが可能になります。

でも今はとても無理。


となると、公募をやるとしても、やっぱり安全パイ、すなわち、「今までの研究分野」の人を募集する、ようになってしまうんでしょうね。


いや、ほんとに余計なお世話ですが、「彼、研究は本当に面白いけど、就職は大変だろうな」とか、余計なこと考えてしまうんですよ…