お見合いの効用

今日はインターンシップに行ってきた学生の面談というか事後指導。

彼女たちが働いたのは、ブライダルショップ。でも、そこでは未婚の男女を集めていろんなイベントをやる、パーティみたいなこともしているらしい。

インターンシップ先としてはどうかとも思ったのですが、でもパーティなんかについていろいろ聞いていると(何せオレ自身はこういうのに参加したことがないので)、なかなか面白かったです。


さて、こういうパーティに来るのは、看護士、保育士、教員が多いんだそうです。

たしかに、イメージだけですが、あんまり「外の世界」とのつながりがなさそうな職場です(少なくとも教員は間違いなくそうです)。

で、ふと思ったのですが、「お見合い」って、実はけっこう重要な「出会いの場」だったのではないか、と。

例えばうちの両親。父親はゼネコン系のサラリーマン、母は小学校教員。お見合い結婚。

両親ともに、積極的に出会いを求める方ではまったくありません。このお見合いがなければ、果たして結婚すらできていたかどうか。

そんな二人が、仕事もまったく違うのに出会えたのは、「お見合いの効用」以外の何者でもありません。


ちらっと前に書きましたが、男女の出会いって、たぶん今でも、いや今だからこそ、かなりの部分を「職場の仲間」や「(いつの時点かでの)同級生」が占める。まあ結局は内輪でくっついていくわけです。

別にそれが悪いわけではないのですが、むしろ異業種の人とお付き合いし、結婚するという役割では、お見合いって、けっこう偉大だったんじゃないか。いまだと、それなりの会費を払ってそれなりの覚悟を決めないと、なかなか異業種の人と会う機会はないですからね。


いや、おれも、結婚とかは抜きでそういうパーティに参加したくなったですよ。だって、オレ、異業種に(も)友達なんて、いないし…