嵐の前の
今年の新学期は変な日程で、いろんなオリエンテーションのあと、1週間ぐらい間が空きます。今はその端境期。
う〜ん、静かだ。
本来は今のうちに従業準備をしておくべきなんでしょうけど……
昔から、ギリギリにならないとなんもやる気が起きないほうで。
今はこの本とこの本を。
演技と宣伝のなかで 上海の大衆運動と消えゆく都市中間層(ブックレット〈アジアを学ぼう〉 8) (ブックレット アジアを学ぼう)
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どっちも同世代の知り合いなので、刺激になります、というのがおこがましいほど。すごいすごい。
どっちも「動員」について扱っているのですが、ところで今後日本で、こういう自体って、起こりうるんでしょうかね。
マンガやSFなんかだと、カリスマ的ヒーローが現れて、大衆を手玉に取っていく、みたいなストーリーが散見されますが、リアリティがあるようで、ないんですよね。
小泉首相の時はそんな「危険性」がよく語られましたが、しかしさすがに彼が「お隣の国と戦争だ!!」とか言い出したら「ばかじゃねーのwww」と嘲笑されて終わり……
でもないんですかね。ともかく、近現代中国の社会システム(動員に限らなくても)を知る上では、打ってつけの2冊です。