自分探し、終了

さて、香港での自分探しも今日で終わり。

外国に来るって、やっぱり、自分探しなんですよ。僕の場合は。

なんというか、「今の自分に足りないもの」を、思い知らされる、とでも言いましょうか。


こんなこと書くと「くだらねー」「いい歳こいて、ガキかよ」とか一蹴されそうですが、個人的に、「今の自分に満足していない人」のほうが好きだし、また自分自身もそうありたい、と思っているところがありまして。


今のところ職もあるし、高くはないけど安いともいえない給料をもらっているわけです。「センセイ」と呼ばれる身分でもあります。

でも、それに安住したら終わりだな、とも思ってます。


外国に(訪問団とかじゃなくたった一人で)来ると、日本での身分なんて屁の役にも立ちません(まあ図書館に入れてくれる、という役には立つか)。言葉もしゃべれない、たんなる一ガイジンでしかありません。本当に存在意義なし。

そういう状況に定期的に身を置くのって、僕にとっては、けっこう快感だったりするのです。「オレってちっぽけな存在だな」と思い知らされる、というのが逆に。


人によってはそういうのに耐え切れない人もいるだろうしそれを否定はしませんが、でも「ちっぽけな自分・足りないものだらけの自分に気づかされ、少しでもそれを埋めていこうと新たな気分になる」というのは、日本ではなかなかできない経験なのではないでしょうか。


‥‥とか偉そうなことを言って、たんに、香港大学図書館の受付のおねえさんが可愛くて通ってるだけだったり(ボソッ