社会変革

まあそんな(すなふきんさんの言葉を借りれば)自罰的人間なワタシですが、だから、社会運動みたいなのには、ほとんど興味が持てないんでしょうかね。


(失業とかなんとか)自分が弱い立場におかれた時でも、なかなか「社会が悪い、政治が悪い」とは思えない。「ああ、おれって、ダメなヤツ」と悶々とするか、死に物狂いで頑張っちゃう。

いっぽう、他罰的人間は、それこそ「政治が悪い、世の中の仕組みが悪い」と、世の中を変革する(しようとする)方向にエネルギーが向かう。

これ、合成のなんとかいうんでしたっけ。みんなが一斉に立ち上がればデカイ岩も動くかもしれないのに、「オレは自分でなんとかするわ」「どうせ無理だし、オレも一抜け」と個人プレーに走るやつがいるから、結局は変わらない。


今うちの大学は学長選で酷いことになっていますが、先頭に立って戦っている方々は、きっと他罰的な人たちなんでしょう。自罰的人間は「あーあ、こんな学長をのさばらせしかも何にもできないなんて、オレってダメなヤツだなあ」とか、あるいはもしかしたら人によっては「こんな大学に勤めてしまったオレは……」(←まあこれはひどいですが)みたいに思っちゃうのかもしれません。そして結局何もしない。しないから変わらない。


……いや、社会を変えたい気持ちも、ゼロじゃないんですけどね…