外国人の外国語

先日の「中国人が中国語を取る」問題、たいへん反響が大きかったので(うそ)、簡単に説明を。


「中国人でも中国語が取れるシステムになっている」、というよりは、「中国人が中国語を取れないシステムにはなっていない」、といった方が正しいでしょうか。「取ってはいけない」という規定はありません。とすると、お断りするのは、まあ各教員の判断、ということになるんですが、僕の場合はそれがなかなか……


あと多いのは、「日本帰化組」。最近だと、クラスに1人はいます。この場合、名前は日本人なのですが、発音を当てたりするとビックリ、君ネイティブじゃないか、ということに気付くわけです。しかしこの場合はさらに拒否するのは難しいでしょう。

たまたま「キミもう中国語ペラペラなのに、なんで中国語取るの?」とやや詰問口調で聞いてみると、「でも、ピンインももう忘れているし……もう一度基礎から勉強したくて……」みたいな返事が返ってくる。そういわれると、こっちも拒否することはできなくなっちゃう。


他の学生と不公平になる、といわれると否定はできないのですが、ただそれはもうしょうがないかな、と思います。(すくなくともうちの)大学の場合、評価は絶対評価ですから、ネイティブが一人いたからその分「優」の枠が一つ減る」、というわけではないですし。


というかこれは外国語という科目に特徴的なことでしょうか。他のいろいろな科目の場合、「授業内容を教員よりも知っている学生・素人」というのはあまり想像できませんが、外国語の場合は、ネイティブだったら、少なくとも発音なんかは教員より圧倒的にうまいわけです。当たり前ですが。


……あんまりうまい説明になっていませんね。週末のキャンプで疲れているんです。