どっちがいいの?

例の沖縄の事件で「パトリオティズム」が脚光を浴びております。「ナショナリズムはもう古い。これからは郷土愛だぜ」という具合に。


しかし、僕みたいな根無し草人間にとっては、正直、どうもノレません。
(まあ根無し草というほどあちこち住んでいるわけではないんですが、出身地を含め、とくにどこにも「愛着」は感じません。ふだんから「この古い店潰れてコンビニになんねーかな」とか考えている不謹慎な人間です。)


地方分権とか地方自治とか、どうもピンとこない。国が仕切るのと県(市、町、村、町内会……)が仕切るのと、どう違うのか。「自分たちのことは自分たちで……」とかいっても、それってどこまで敷衍できるのか。霞ヶ関の役人が決めるのと、近所の町内会のおっちゃんが決めるのと、どっちがいい?と聞かれれば……

僕は、おずおずと、「霞ヶ関のお役人(ボソッ)」と言っちゃいそうです。


「地方の反乱」に意味がないとはもちろんいいません。今回のことみたいに、「良いこと」もあります。

ただ、それはそれで、排除を生みます。大阪の中日ファン、を想像すれば一目瞭然です。


ああ、アホな比喩や……