ダブスタ??

http://d.hatena.ne.jp/kusamisusa/20070424/p1

いろいろ考えさせられたです。ただ……

セックスワーカー差別はしない。でも、自分や自分の家族がセックスワーカーになるのはいやだ、とか。

資本主義批判・市場批判の舌鋒鋭い。でも、自分は良い服着て良い車に乗って美味しいものを食べるのが大好き、とか。

首相や公権力にある者が靖国に参拝してはダメ。でも、一般市民は、もちろん自由にどうぞ。と論陣を張る新聞とか。


ぼくには、やっぱ、どうしてもそのへんが、ダブスタに思えてしまうのですよ。普段はいい加減なのに、変なとこだけ潔癖性で。


もちろん、「資本主義社会で生きている限り資本主義社会批判はできない」とかいったら、世の中に資本主義批判をできる人はほとんどいなくなっちゃうので(そして、資本主義を批判することは絶対に必要なことだとも思うので)、こういう潔癖さを突き詰めることはムリ、というのも、わかっちゃいるのです。

でも、なんか、そのへんを恣意的にしちゃうと、なんでもあり、になっちゃう気がするのですよ。で、そうなると、「売買春はあってはならない、だから売春婦は本来はあってはならない「必要悪」な職業だ」とか、「どうせオレらは資本主義まみれなんだから、いいじゃん楽しめば。ブルジョア万歳!」とか、「首相だろうがなんだろうが、靖国に行って何が悪い。日本人ならどんどん行くべきだ!」とか、その手の主張のほうがむしろ首尾一貫しているように見えてしまう、んじゃないか。


と思ったりしてます。