オマエが言うな

一般的にみて、「行儀のいい人(若者)」「礼儀正しい人(若者)」が好ましい、と考える人の方が多数派であることは、たぶん確かでしょう。


僕なんかもここんとこ、「若者を鍛え直せ!」系のオサーンたちのことをバカにしてはきましたが、それはあくまで「オマエがいうな」的(ちょっと幼稚な)突っ込みであり、主張それ自体が間違っている(と考えている)か、といわれるとちょっと疑問符が付きます。愛国心云々は論外としても、大人の言うこと(とか授業とか)を素直に聞く、コンビニの前の駐車場でウンコ座りしてダベったりしない、かつボランティアにいそしむような若者を好む傾向にないか?当然あります。


この辺が罠なんですかね。「オマエが言うな」と議員に突っ込んでみても、「じゃあ誰が言うんだ?」という疑問はつきまといます。そんなこと言ってたら、若者に説教できる大人など誰もいなくなってしまう。「どーせみんなワルなんだから、礼儀なんてどーでもいいよ」でいいのか?


……実は、いいのかもしれませんね。授業中に携帯やろうが、お年寄りに不親切にしようが、電車の中で化粧して騒ごうが、いいじゃん。ダメだなんて言うのは、説教オヤジのタワゴト。礼儀なんて、所詮はある時点で恣意的にできた「文化」にすぎないんだから。


と、カルスタ風に脱構築(←古いけど)してみたりして。