都会の孤独

しかし香港みたいな大都市にたった独り、シケたゲストハウスに泊まっていると、都会人の孤独というのがよーくわかります。


こんなに大勢の人間がいるのに、オレのことを知っている人間なんて、ただの一人もいません。オレがどっかでのたれ死んだところで、「あれ、あいつがいない」と気づいてくれる人もなし。と考えると、途方もない寂しさが襲ってきます。


昔から、「都会の孤独」は多くの文学作品のテーマとなってきましたが、今ようやく、それがわかった気がします。