台湾事情
昨日は台湾からのお客さまのご接待。
偉い先生(南部出身)とその学生(女性、台北人)という組み合わせだったのですが、先生はいわゆる本省人。学生も本省人。なのに二人の会話は国語で行われています。僕等に気を遣って、というわけでもなさそうだし。
不思議に思って学生に「あなたの母語は台湾語ですか?」と聞いたら、「いや、国語です」とのこと。両親は台湾語で会話していて、彼女は聞き取れるけど、話すのはヘタだとか。
偉い先生の方は、いうまでもなく、台湾語ネイティブです。
台北の若い本省人は、徐々に台湾語を話せなくなっているそうです。台湾問題を見るには、「外省人/本省人」だけでなく、「北/南」というファクターにも気を遣う必要がありそうです。台湾問題をやっている人にとっては、「何を今さら」な話かもしれませんが。
台湾といえば、中国のテレビの「アンチ陳水扁」には、本当にうんざりします。
本人のみならず、家族のスキャンダルを、これでもかこれでもか、と。日本のワイドショー並み。
これに比べれば、靖国参拝問題など、扱いは可愛いものです。ほとんど論評なし。あっても一言二言だし。
次の選挙はどうでしょう。ま、民進党候補が勝つとは思いますけどね。