とかいってたら

と、歓びに打ち震えているところに冷水を浴びせるような記事が……。id:opemuさん経由。

http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060902#1157130795


終わってますねこりゃ。なんでそんなに子供が憎いんでしょう。


「彼ら」はどうやら、「今の日本は悪くなっている、腐っている」という認識のようです。それで、「子供を救え……」と正義感(だと思うもの)を発揮している、ようですが。


しかし何故「子供」なんでしょう? 腐っているのが「今の日本社会」なんだったら、大人を改造するのが筋ってもんじゃないですかね??

これは結局、「叩きやすいところを叩いている」ということなんでしょう。


どうも彼らの言説から滲み出ているのは、「オレ(ら)以外の人間が、日本をダメにした、ダメにしている、今後ダメにするだろう」という、100%他責的な意識です。「本当に日本は悪くなっているの?」という疑問はひとまず措くとして(僕はそうでもないと思っていますが)、それにお前らは関与していないのか、「こうすれば日本人は良くなる」という提言があるなら、まず自分がその通りに活動してみろ、自分がその愛国心教育とやらを存分に受けてみろよ、次期首相自らボランティアに汗を流せばいいじゃん、というのが、日本が悪くなっているとしたらその責を十分に負わねばならない不良中年seanとしての意見です。


「子供を救え……」の本家は魯迅ですが、彼は、「自分が旧社会の人間であり、腐った人間である」ということを誰よりも自覚していて、その上で、自らを次の世代の肥やしと任じ、このような言葉を吐いたわけですが、日本の「彼ら」には、「自分たちこそが、腐った社会を作り上げた元凶である」という認識は、あるんでしょうか。