自由がキライ

ついでに言えば、「彼ら」が嫌いなのは、「自由な人」、これにつきます。


旧聞ですが、イラクの3人の捕虜。あれが典型だと思います。高遠・今井の両氏がこれ以上ないほど叩かれた反面、もう一人の郡山氏は、他の二人に比べれば、かなりマシでした。

これは、二人が、ロクに学校にも行かず、ドラッグやったりして(でしたよね?)、ヒョイッとイラクに行ったりして、自由に、好きなことやっている(ように見える)、それが気に入らなかったんでしょう(税金泥棒云々は、明らかに後付けの理由です)。

その点、郡山氏は、一応「仕事」で行っていた。こういうのは、「自由度」が低い分、まだ許せるわけです。


日頃行きたくもない学校や会社に渋々通っている恨み辛みなのか、「彼ら」は他人の自由が無条件で気に入らない。

学校に行きたくないのに渋々行っている人は、学校に行かないヤツが許せない。

日本のこと別に好きでもないけど、かといって外国にも行けず日本にしがみつくしかない人は、「日本がキライ」といったりヒョロッと海外に行けちゃうヤツが許せない。

女の子と遊びまくりたいのにできない人は、「自由な性」を謳歌するヤツが許せない。


「出る杭は打たれる」というのは飽きるほど言われている日本人論ですが、「自由な杭も打たれる」んじゃないでしょうか、日本では。僕も教師の端くれとして、「出る杭」はもちろん、「自由な杭」を打つような人間には、ならないようにしないとなあ、と自戒。