適材適所

最近、大学教員のお仕事にも、いろんなのが増えてきました。

高校まわりは、まあこれはわかります。将来の学生さんですからね。

でも、企業まわりはどうでしょう。うちでは、「教員が、積極的に、各企業をまわるように」というお達しが来ています。なんでも、企業に行って、いろいろお話を聞いてくるんだそうですが、専門職でもない、ほとんどが就職活動をしたことのない大学教員が、企業訪問をして、いったい何がどうなるのでしょう。

べつにこれは、「オレら天下の大学教員が、企業になど行ってられっか!」ということではありません。一般の職員の方に「とりあえず人がいないからお前授業やれ」というのが無茶であるのと同様、ヒラの教員に「とりあえずお前企業に行け」というのも無茶です。来られる方も、継続性も権限も何もない、一介の中国文学教員が、「こんちわー○○大学ですー。とりあえず話聞かせてくださーい」といったところで、困っちゃうんじゃないでしょうかね。

まあ1回ぐらいは、行ってみたい気もしていますが。