勝ち戦

今日、娘を音楽教室の体験レッスンに連れていきました。

なにしろ恥ずかしがり屋なので、途中で泣き出して帰ってくるか、最後まで入れたとしても「もういや」といわれるか、どっちかかな、と思ってました。ダメ元。

ところが、最後までこなして、「面白かった」とまでいいました。嬉しい誤算。

なぜかと思うと、他の子たち(8人ほど)、多くがうちの子よりずっと恥ずかしがり屋でした。

最後、親と離れて子供だけで前に集まる、という時、まともに前に出ていけたのはうちの子入れて3人ほど。残りはみんな、親から離れるのが嫌で、前に出てこられないか、出てきても踊ったりジャンプしたりできず、棒立ちでした。

うちの子は、ひとまずできた。

この成功体験というか優越感なんでしょうかね、「楽しかった」といったのは。

 

人間、そりゃ誰だって勝つほうがいいに決まっています。なんだかんだで他人に勝ちたい。
わたし自身、勝負事は嫌いなのですが、それは「負けるのが嫌だから」です。負けたくないから勝負しない。

とくに一対一のゲームってほんと苦手なんですが、それはつまりは「自分が負けた」のが明らかだからです。チームで勝負したら「オレは別に悪くない」と言い訳できます。

で、勝てる局面をじっと待ってる。「ここなら勝てる」というのを見計らって勝負に出る。まあ、ろくな人間じゃありません。

 

その性質が娘にも受け継がれたんですかね。自分がこの集団の中で上位。なので楽しかった。

いいのか悪いのかわかりませんが、でも子供のうちから失敗体験を積ませるよりは、できるだけ勝たせて成功体験を積ませるほうがマシかと思っています。